「オブザーバビリティ成熟度モデルの企画から社内導入まで:複数サービスでの評価を通じた組織変革の軌跡」

2025年10月27日(月) 16:10 - 16:40 (30分)
Track A

セッション概要

SRE部主導で独自のオブザーバビリティ成熟度モデルを企画・策定し、複数サービスにわたる実際の評価・改善を推進した取り組みを紹介します。書籍『オブザーバビリティ・エンジニアリング』とCMMIを基に6つの評価項目(データ収集と可視化、システムの信頼性管理、開発・運用プロセスの整備と最適化、アラート最適化と障害対応、ユーザー行動の理解と最適化、継続的な改善と最適化)を定義し、5段階の成熟度レベルで組織全体を評価しました。アンケート形式での現状把握から、レベル別改善アクションプランの策定まで、実践的なフレームワークを構築しました。理論と実践を結びつけた組織的なオブザーバビリティ向上の取り組みと、その実践から得た知見をお話しし、明日から実践できる第一歩を提供します。

スピーカー

庭野 悟

庭野 悟

合同会社DMM.com ITインフラ本部 SRE部

2021年7月より、合同会社DMM.com ITインフラ本部 SRE部に所属。現在は、オブザーバビリティ成熟度モデルの策定・運用および評価を通じ、組織横断での改善推進を主導。オブザーバビリティツールの導入支援や社内向けStatus Pageの運用など、幅広い活動を通じ、組織全体のオブザーバビリティ向上に従事。