反省から紐解くオブザーバビリティとして本当に必要だったテレメトリ
2025年10月27日(月) 14:30 - 15:00
(30分)
Track C
セッション概要
現代のシステム運用において、オブザーバビリティの重要性は広く認識されている。しかし、「テレメトリデータを収集すれば良い」という単純な理解では、真の価値を得ることは困難である。闇雲にメトリクス、ログ、トレースを収集しても、障害発生時の根本原因分析に活用できなかったり、ストレージコストの増大を招くだけに終わることが多い。 一方で、システム構築の初期段階から必要なテレメトリデータを完璧に予測することは現実的ではない。重要なのは、実際の障害対応や運用経験から得られた教訓を活かし、段階的に観測可能性を向上させることである。 本セッションでは、過去の障害対応で「このデータがあれば迅速に解決できた」「このメトリクスを見ていれば予防できた」といった実体験に基づく反省から、本当に必要だったテレメトリデータの具体例を紹介する。理論ではなく実践から学んだ、効果的なオブザーバビリティ戦略の構築方法を共有したい。
スピーカー

Mitsuaki Tsugo
アマゾンウェブサービスジャパン合同会社 ソリューションアーキテクト
普段は製造業のお客様の技術課題の解決をお手伝いさせていただいております。一方でオブザーバビリティやCloudOps、SREに関する情報発信、案件サポートも行っております。
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